健康 認知症 10

認知症の前兆は、嗅覚に現れる。
 鳥取大学の浦上先生のことを以前に述べましたが、それとは別に、まだ仮説の段階ですが、左右の鼻の嗅覚に差が現れてくると言う研究が、アメリカにあるそうです。(ためしてガッテン
 テストには、ピーナツバターをお使いのようですが、遠方から鼻に近づけてきて、左右で、匂いを感じる距離に差がないかを見るそうで、前兆は、左の鼻の方が弱くなり、10センチほどの差になると、認知症の疑いがあるということだそうです。

 また、初期アルツハイマー認知症の患者さんの、脳のMRI画像をよく観察しますと、わずかに委縮している部分があって、それが、「嗅内皮質(きゅうないひしつ)」と呼ばれる、嗅覚に関わる部分だそうです。

 いずれにしても、「認知症の前兆は、嗅覚に現れる。」というのは、可能性が高そうです。