20190220

補聴器
 騒音の大きな職場で働いていたことや加齢の為に難聴が大分進んでまいりました。
 正月に、子供家族が挨拶に来てくれましたが、良く聞こえませんので話題についていけません。今までは何とか話が通じていたように思いますが、急に酷くなったように感じました。お友達で、そう言った問題で苦労された方がいらっしゃいましたので、今回、ご相談し、業者の方と面談いたしました。

 補聴器は、安物と高物が有り、高物の方は随分値が張りますので、何とか安物でクリアしたい。本当にそれだけ出費する価値があるのかどうか確かめたいというのが、本音でした。

 聴力をテストし、大まかにセットして視聴しましたところ、結果は、満足で、安物と違い、違和感なしに、会話が聞き取れます。テレビの音がやかましいと言われたり、会話の中に入っていけないというようなことは無くなりそうだということが実感でき満足です。

 以前、母の聴力テストに立ち会って、難聴とは、単純に音が聞こえない状態とそれまで認識していました(加齢と共に高音部が聞こえなくなります)が、実は、それだけではなく、音は聞こえまても、何と言っているのか分からないという現象の有ることを知りました。

 そして、今回、検査で分かったことは、単音で発声された音を聞き取る能力が、非常に低下していることでした。更に詳しく言いますと、母音は聞き取れていますが、子音が、聞き取れていないということです。(検査中、余りにも私の間違いが多いので周りの観衆から失笑が漏れていました。)

 数音からなる単語の聞き分けのテストは、ほぼ間違いなく出来ました。これは日本語学習の知識から、説明できます。日本語には、同音異義語が多いので、日本人の脳は、検索して、瞬時に、探し当てる能力に優れています。また不正確な幼児の発音にも追従でき、ターゲットを外さず聞き取れていることも経験で知っておりますので、納得です。
 母音は、解放音で、日本語の場合、比較的長音になりますので、間違い難いでしょうが、子音は、母音の前で、短時間の内に発声が終わってしまい、母音に繋がってしまいますので、対応しきれないのでしょうか・・・・
大した、違和感もなく、今まで聞こえなかった高音域の音も聞こえるようにはなってきましたが、しかし、まだ肝心の会話が、上手く聞き取れません。更に調整が必要なようです。

 私が言います「違和感がない」と言いますのは、補聴器を使っていても、そのことも忘れてしまい、全く、それを感じさせないということです。安物は、いわゆる拡声器と同じで、音圧、ボリュームを上げるだけで、周波数特性を考慮することなく、雑音も拾ってしまい、聞き苦しくて、とても、長時間使用する気にはなりません。音楽鑑賞に凝っておられる方はよくご存じですが、ステレオ装置の機器の周波数特性と言うのを気にしたり、イコライザーと言う機器でそれを調整したり致しますが、そういう配慮が全くされていないということです。

ネット上には、「シニアのあんしん相談室‐補聴器案内」というのが有りました。
  https://hochouki.senior-anshin.com/
今回相談いたしました補聴器は、「oticon」(オーティコン)というメーカーのものです。  http://www.oticon.co.jp/ja-JP