海外 選挙権

 日本においては、条件さえ満足すれば、自動的に選挙権を持つことが出来、お膳立てをしてもらって選挙権を行使しますが、米国では、幾ら条件を満足していても、自己責任で、申請の手続きを行わないと、選挙権を持つことも、行使することも出来ないそうです。
 オバマ氏が大統領になった時、6600万票で選ばれましたが、その内4200万票は、その時新規に選挙権を得た人の票だったそうです。何が起っていたのかといいますと、条件は満たしていますが、まだ選挙権の持っていない低所得者層に働きかけ、選挙権を取得させ、民主党に投票するように、持っていったという話です。

 逆に、「義務投票制」を採用しているスイス、ベルギー、オーストリア等は、選挙権を行使しなかった場合、容赦なく罰金を徴収されます。また、棄権した度合いにより、選挙資格停止になる場合もあります。