海外 民族性

 中東アラブ世界では、争いが絶えませんが、日本以外の世界には、共存共栄を、図ったり、実行できる国家及び地域は、全くないのかもしれません。

 兎に角、ご自分、ご家族、同族、部族、民族優先で、権力を握るやいなや、やり放題。しっかり勉強もしていないので、例え権力を握ったにしても、我欲ばかり、人々を幸福にする、効果的な施策を、打ち出すことが、全く出来ません。従って、権力を握った一部の人間だけ潤い、大部分の庶民は、貧しいまま。権力を失った方は、またやり返す。これの繰り返しばかりです。
 我慢するとか、譲りあうとか、お互いに成長しようと言う考えは、全く有りません。未来永劫、どうぞ、そんなことばかり続けていて下さいというのが私の考えです。「○○に付ける薬はありません。」。

 しかし、日本はそう言った災から、上手に、回避する方法を考えるべきです。
 米国は、今回は、「グローバル化」とか、「TPP」とか、何とか言って、日本から富をむしり取ろうと悪知恵をめぐらせています。発展途上国は、発展途上国で、どうぞ、お恵みくださいと、ばかり、日本の富を当てにしています。日本もこのまま、「お人好し」で行くのでしょうか。
 貧しい人の幸福に役立つのなら我慢、諦めもつきますが、強欲な人間に、横取りされてしまうのが、常で、まったくもって残念な話です。

 たまたま見たNHKTVの「アジアの立志伝」で紹介されたインドネシア人のハイルル・タンジュン氏は、素晴らしい人ですね。スハルトは、資本家と結びついて、私利私欲に走り、国民は潤うことがありませんでした。しかし、彼は、貧しい人が潤わなければ、幸せ、幸福にならないという考えのようです。ポリシーも立派ですし、一つ一つ実行し、その成果を上げる実力もお持ちです。インドネシアでは、華僑が経済を牛耳っていますが、彼らに抗して、インドネシア人として、華僑とは異なるポリシーで、頑張っていらっしゃるようです。頼もしい方です。