高齢者の健康 ガンに対する考え方

ガンに対する考え方
 ホスピス(緩和ケア病棟)で医師として働いておられる先生の言葉に依りますと、
 体の細胞は、どんどん入れ替わりますが、加齢(老化)と共に、正常ではない細胞(ガン細胞)の発現率が、増えてくるそうです。従いまして、ガン発生は、運悪くなるのではなく、老化現象の一つと考えた方が良さそうです。免疫力がまだ高い間は、白血球が、ガン細胞が巨大化する前に食い尽くしてくれますので発症致しませんが、白血球の処理が追い付かなくなりますと、がん細胞の成長を許してしまうということになって、がんを発症するということになるようです。
 癌になりたくなければ、しっかり免疫力をつけなさいということになります。

 
 80歳代以上で、がん以外の病名で亡くなった人を解剖してみますと、約半数の人の身体にがんが見つかるそうです。その人たちは、がんが死因にならなかったけれども、既に、がんに罹っていましたと言うことになります。
 がんは怖いものというより、遅かれ早かれ、人はがんで亡くなってしまうものだという認識と覚悟さえしていれば良さそうです。
 従いまして、私は、がんになりましたら、自己治癒力が失くなったと観念し、自然の摂理に任せたいと考えます。そして、幸いにも、認知症にならなくてよかったと考えます。それまでは周囲に迷惑をかけたくないので、免疫力を高め、自己治癒力の維持に努めたいと考えています。