趣味 蕎麦打ち 2

 蕎麦打ちには、「店を開こう」とか、「段位を取ってやろう」とかいう方がいらっしゃいますが、私の場合は、単に、粉っぽくないそばが食べたいというだけです。多分、どこそこで取れる蕎麦が、旨いというほど弁別できる舌も、多分、持ち合わせていないでしょうから、そこまでハマることはないでしょう。
 二八蕎麦と十割蕎麦というのが有るそうです。そば粉は繋がりが悪いので、つなぎに小麦粉を使い、それが粉っぽくしてしまうようです。二八蕎麦は、小麦粉対そば粉の割合が、二:八で、その割合が、つながりが良く、打ちやすいようです。小麦粉に含まれていくグルテンが、つなぎの役を果たしてくれるそうです。
 十割蕎麦では、グルテンを期待できませんので、水ではなく、熱湯を注ぎ、水溶性タンパク質と澱粉の付着性だけでつながっています。
 二八蕎麦から始めて正解でした。そして、危なく水でやるところでした。
 昔の人は、そういった学問的な知識もないのに、よく、上手く作る方法を考案したのですね。発想ですかね。発想とトライアルアンドエラーでしょうか。